今敏監督

昨日、今敏監督が急逝したらしい。突然のことで驚いた。ネタかと思ったらマジだった。まだ若いのに…

別に語るほど詳しくない。でもいくつか思い出語りをしてみる。

高2の頃、アニメに「出会って」毎日名作を見漁っていた時期があった。そんな中で友人Zから勧められ今敏監督の作品を見た。1日1作、確か月曜日から毎日だったかなぁ。

PERFECT BLUE。とにかく怖かった。心の奥に染み入るようなサイコホラー。怖いの苦手なので最後の追いかけっこなんて涙目で見てた。
そんで、映像特典で初めて彼の顔を見た。タバコ吸ってて、ヒゲもなんかやな感じで、「うわ」って思った(すいません)。それが第一印象。

千年女優。結構こんがらがったが、とにかく惹きつけられた。深い感動ではなく、画面に釘付けになるっていうか、そんな感じ。1番ビジュアル的に印象に残ってるのは、これかもしれない。少し今監督の印象が変わる。

そして東京ゴッドファーザーズ。前二作品でわかっていたけれど、何しろ構成が天才的。この作品はプロットがウリだと思うのだが、いやー、楽しめた。万人に受け入れられそうな娯楽作品。ラストはもちろん、第九のシーンが印象的。

パプリカ。ここで見るのを一度やめた。全部見てしまうとあとの楽しみがなくなるからね。そして、うやむやのまま今日に至る、と。だからパプリカ見てないです。近いうちに見ます。妄想代理人もちゃんと見とこう…

彼の遺書を読みながら、いろいろなことが思い出されて、思い巡らされて。自分もしっかり死に向き合えるのかな。まだまだ暫くはマイペースに生きていこうと思うけれど。

作者が亡くなっても作品は残る。彼の作品がこれからも多くの人に鑑賞されますよう。そして監督のご冥福をお祈りします。